【脱OTA依存】宿泊施設の公式サイトで「直接予約」を倍増させるSEO・MEO対策の完全ガイド
「OTA(オンライントラベルエージェント)からの予約は多いが、手数料が利益を圧迫している…」
「公式サイトをもっと活用して、直接予約を増やしたい」
多くの宿泊施設様が、このような課題を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
公式サイトからの直接予約(自社予約)が増えれば、OTAに支払う手数料を削減でき、利益率が大幅に向上します。さらに、お客様との直接的な関係を築くことで、リピーター獲得にも繋がります。
この記事では、宿泊施設専門のホームページ制作会社である私たちが、WordPressテーマ「SWELL」の強みを活かしながら、公式サイトからの直接予約を増やすための具体的なSEO・MEO対策を徹底解説します。
なぜ今、公式サイトからの直接予約が重要なのか?
OTAは絶大な集客力を持つ一方で、10%以上の高い販売手数料がかかるのが一般的です。公式サイトからの予約比率を高めることは、宿泊施設の収益性を改善するための最も効果的な手段と言えます。
主な3つのメリット
メリット1:利益率の向上
・OTA手数料が不要になり、その分利益率が向上します。
メリット2:顧客との関係構築
・顧客情報を直接管理できるため、メルマガ配信や特別なご案内など、リピーター施策が打ちやすくなります。
メリット3:ブランディングの強化
・公式サイトでしか提供できない独自のプランや魅力を伝えることで、宿のファンを育てることができます。
この好循環を生み出すための鍵が、SEOとMEOです。
SEO (Search Engine Optimization)
・Googleなどの検索エンジンで、「箱根 温泉旅館」のように検索された際に、自社の公式サイトを上位に表示させるための対策。
MEO (Map Engine Optimization)
・Googleマップで、「近くのホテル」や「京都駅 旅館」と検索された際に、自社の施設情報を上位に表示させるための対策。
これらは、今や宿泊業界の集客に不可欠な要素となっています。
集客を最大化する3ステップ
ステップ1:予約したくなる!魅力的なホームページの土台作り(SWELLの活用)
SEO対策を始める前に、大前提として、訪問したお客様が「ここに泊まりたい!」と思い、スムーズに予約まで完了できるホームページでなければなりません。
私たちがお客様のサイトを制作する際に利用しているWordPressテーマ「SWELL」は、デザイン性、表示速度、更新のしやすさに優れており、宿泊施設の公式サイトに最適です。
魅力的な写真と動画を最大限に活かすデザイン
宿の強みである客室、温泉、料理、景観などの写真を美しく見せるレイアウトが簡単に作成できます。特にトップページのメインビジュアルは、お客様の心を掴む最も重要な要素です。
スマートフォンでの見やすさ・使いやすさ(レスポンシブ対応)
旅行先の情報をスマホで探すユーザーが大多数です。SWELLはスマホ表示に完全最適化されており、ストレスなく閲覧・予約が可能です。
分かりやすい予約ボタン(CTA)の配置
「宿泊プラン一覧」「予約はこちら」といったボタンを、お客様が迷わないように各ページに効果的に配置することが重要です。SWELLの「ボタンブロック」は、クリックしたくなるデザインのボタンを簡単に設置できます。
高速なページ表示
ページの表示速度は、ユーザーの離脱率に直結する重要な要素です。SWELLは高速化のための機能が標準で備わっており、SEO評価の向上にも繋がります。
ステップ2:検索上位を狙う!宿泊施設のSEO対策
ホームページの土台が整ったら、次はいよいよ集客です。お客様に見つけてもらうためのSEO対策を進めましょう。
1. キーワード選定:「お客様が使う言葉」で考える
お客様はどのようなキーワードで宿を探すでしょうか?
- 基本形:「
[地域名] + [施設タイプ]」
(例:軽井沢 ホテル、伊豆 ペンション) - 目的・特徴:「
[地域名] + [目的]」
(例:箱根 露天風呂付き客室、京都 朝食が美味しい 旅館) - お悩み・ニーズ:「
[地域名] + ペットと泊まれる宿」、「草津温泉 一人旅 おすすめ」
これらのキーワードを、ホームページのタイトルや見出し、本文に自然な形で盛り込むことがSEOの基本です。
【実践】ページのタイトルを見直そう!
のように、宿の魅力と地域名を入れるだけで、検索エンジンに何のページか伝わりやすくなります。
ブログ(お役立ち情報)の活用で集客の幅を広げる
SEOで最も強力な武器の一つがブログです。SWELLはブログ記事が書きやすく、デザインも美しく仕上がるため、情報発信に最適です。
宿泊施設のブログでは、プランの紹介だけでなく、お客様が旅行前に知りたい情報を発信することが重要です。
- 周辺の観光情報:「当館から車で15分!〇〇渓谷の紅葉、見頃とおすすめ散策コース」
- 季節のイベント情報:「夏休み限定!〇〇祭り開催情報と当館の特別プランのご案内」
- 館内の楽しみ方:「当館の温泉ソムリエが教える、正しい温泉の入り方と効能」
- モデルコース提案:「カップルにおすすめ!当館を拠点にした1泊2日ドライブコース」
このような記事は、「〇〇渓谷 紅葉 見頃」といった、直接宿を探していない潜在的なお客様にもアプローチできます。記事を読んで「この宿は詳しそうだから、泊まってみようかな」と思ってもらうことが狙いです。
【SWELL活用術】
ステップ3:Googleマップで集客!今すぐやるべきMEO対策
ホテルや旅館を探す際、多くの人がGoogleマップを使います。MEO対策は、低コストながら効果が非常に高い集客手法です。
Googleビジネスプロフィールの情報を100%充実させる
まずはご自身のGoogleビジネスプロフィールを管理し、情報を隅々まで入力しましょう。
- 施設名、住所、電話番号、ウェブサイトURL(公式サイトを登録!)
- カテゴリ:「旅館」「ホテル」など正確に設定
- 営業時間(フロントやレストランの時間など)
- サービス・設備:「無料Wi-Fi」「駐車場」「温泉」「ペット可」など、当てはまるものを全てチェック
- 写真:プロが撮影した魅力的な写真を30枚以上登録(外観、ロビー、客室、風呂、料理、周辺の風景など)
口コミを増やし、丁寧に返信する
口コミの数と評価は、検索順位とお客様の予約決定率に大きく影響します。
- チェックアウトの際に、口コミ投稿をお願いする声かけや案内カードの設置
- 投稿された全ての口コミ(良い評価も、厳しい評価も)に対して、24時間以内に丁寧に返信する
誠実な返信は、他のお客様にも「この宿は信頼できる」という印象を与えます。
「投稿」機能を活用して最新情報を発信する
ビジネスプロフィールには、SNSのように最新情報を発信できる「投稿」機能があります。
- 季節限定プランの告知
- 地域のイベント情報
- 空室情報
などを定期的に投稿することで、プロフィールの鮮度が保たれ、MEO評価の向上に繋がります。
まとめ:公式サイト集客は、一歩ずつの積み重ね
OTAからの集客は即効性がありますが、公式サイトからの直接予約を増やす取り組みは、将来にわたって施設の資産となるものです。
- 【土台】SWELL等を活用し、魅力的で予約しやすいホームページを構築する
- 【SEO】お客様が検索するキーワードを意識し、ブログ等で有益な情報を発信する
- 【MEO】Googleビジネスプロフィールを充実させ、口コミと投稿を積極的に活用する
これらの対策は、すぐに結果が出るものではないかもしれませんが、地道に続けることで必ず公式サイトからの予約比率は高まっていきます。
「具体的に何から手をつけていいか分からない」 「プロの視点で、うちのサイトを一度見てほしい」
そのようなお悩みをお持ちの宿泊施設様は、ぜひ一度お気軽にご相談ください! 現状の課題分析から、具体的な改善提案まで、無料でサポートさせていただきます。お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。




